|
あー なんかあたまが ぼーっとする…
|
|
どうしたのじゃ ダリダ足元がふらついておるぞ?
|
|
んあ…?そういえば 最後に寝たのっていつだっけ…
|
|
そのようすじゃと…つまりは すいみん不足か
|
|
んー 実験に集中するとつい 寝るの忘れちゃうんだよね…
|
|
まあ おなじ研究者として気持ちは分からんでもないがな!あっはっは!
|
|
あのさ ガラテア…
|
|
「寝る時間になったら音で教えてくれる」みたいな発明品つくってよ
|
|
そのくらい たやすいことじゃ!いくらでも作ってやるからまかせておけ!
|
|
さすが ガラテア…でも ひとつだけでじゅうぶんなんだけど…
|
|
明日までに作ってきてやるから楽しみに待っておくのじゃ!
|
|
……聞こえてないな
|
|
次の日…
|
|
ここにおったか ダリダ!「おやすみタイムおしらせマシン」が完成したぞ!
|
|
ありがとー…
|
|
って うわっ…やっぱり たくさん作ってる…
|
|
ためしに さっそく起動するのじゃ!…ポチッと!
|
|
ギーー… ガシャン!ゴロゴロ! ギュワワーンピッピッピッピ… ズバーン!
|
|
うあー… スゴイ音…これじゃあ 逆に目が覚めちゃうよ…
|
|
ぐ~… すか~…
|
|
えっ… ガラテア もしかしてこの状況で 寝てる…?
|
|
う~ん… たくさん発明してつかれたのじゃ…むにゃむにゃ…
|
|
カンカンカン! ヒューンギュンギュル ゴンゴン!ヒュルルル~ン ドーン!
|
|
せ…せめてこの騒音の止め方を教えてからにしてくれ~…!
|
|
ぐ~… すか~…
|
|
よーし 今日はちょっくら このへんで演奏していくとするか!
|
|
なんじゃ なんじゃ!?コイツは!どうやって動いておるのじゃ?
|
|
なんだとは こっちのセリフだ!人のこと 勝手にジロジロ見てんじゃねー!
|
|
うーむ…ぱっと見では 分からん…
|
|
よし! 解体してみるとしよう!
|
|
よし!…じゃねーよ!!
|
|
このままだとオレの身がアブナイ気がする…さっさと逃げるぜ!
|
|
あっ 待つのじゃー!
|
|
……はあ はあさっきの からくりリス…どこに 逃げたのじゃ…
|
|
そこの キミ!ちょっと いいかい?
|
|
だれじゃ? おぬしは
|
|
わたしは ラグナス!正義と平和を守る勇者だ!
|
|
ところで キミ…なんだか ひっしに誰かを探しているみたいだけど…
|
|
わしは からくり仕掛けのリスを解体しようと 追っているところなのじゃ! ジャマをするな!
|
|
か… 解体!?さては キミ…いや オマエは…
|
|
「マッドサイエンティスト」…いわゆる 魔王の仲間だな!?見過ごすわけにはいかないぞ!
|
|
なんだか よく分からんがどうしても わしのジャマをしたいというのなら…
|
|
おぬしも 解体じゃ~~!!
|
|
うわあ~!?
|
|
ハイ そこまで
|
|
ハッ! セヴィリオ!?
|
|
ガラテア君なんか ヘンなスイッチ入ってるみたいやけど…
|
|
ひとさまに めいわくかけたらあかんやろ?
|
|
……むむう
|
|
ホラ 「ナガナス」君にごめんなさいしなさい
|
|
いや…わたしは ラグナスなんだが…
|
|
ごめんなさいなのじゃ「ミズナス」…
|
|
いや… だからラグナス…ま…まあ いいさこれからは 気をつけるんだぞ!
|
|
……………………
|
|
よーし… 今度は「超大型二足歩行マシン」を発明して…
|
|
あの なまいきな「アキナス」を 倒すのじゃ!はーっはっはっは!
|
|
これでは ほんまにマッドサイエンティストやでガラテア君…
|