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いやー このあたりの植物はみんな元気いっぱいですばらしいことやね
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…ん? あれは…
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へぇー これはまた立派な 大木(たいぼく)さんやなぁ
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フォッフォッフォ!ワシのことを ほめてくれるのか?これは うれしいのう
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そんなの あたりまえやここまで育つのにいったいどれだけの年数が……
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……ん?急に だまりこんでどうしたのじゃ?
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…これは 失礼しましたよお見たら ボクの方がずいぶん 年下みたいですね
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フォッフォッフォ!そんなことは 気にするでない!
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いいえ!年功序列(ねんこうじょれつ)いうのは ちゃんと守らなダメです
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そ…そうかのう…?まあ お前さんがそうしたいのならかまわんが……
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あ… セヴィリオがまた木としゃべってる
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こら ダリダこちらの 大木さんはボクらよりも センパイや
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センパイは ちゃんと敬わんとあかんよ?
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分かった…ちゃんと うやまう
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いや… じゃからそんなに かしこまらんでも…
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はじめましてでございますおセンパイさま本日は オヒガラもよく…
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な… なんだか体中が ムズがゆくなってきた…
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スマン!急用ができたから帰らせてもらうのじゃ~!
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あっどこへ行かれるんですかセンパイ!?
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どうか もっと仲よぉさせてくださいー
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…やっぱ セヴィリオの植物に対するテンションってよく分かんないや
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セヴィリオさんやっと見つけましたヨ
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なんや ネロくんボクに なにか用事でも あったん?
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ええ…実は…
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わたしの助手たち…つまり 「トカゲーナ」と「ヘビリーヌ」が…
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コッソリ あなたのところの温室に おジャマしていることをおわびにやって来たんです…
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ああ そんなことか別に かまわへんよ
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…え?
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確かに ここ最近温室のまわりを見はるようにはしてたけど…
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それは キミんとこの助手がまちがって 毒草でも食べたらおおごとやって
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それを 心配してただけや
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…なんだそうだったんですか
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それなら わざわざおわびに来るほどのことではありませんでしたネ ふふ…
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でもなあ…
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はい?
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ボクが 大事に育てた花が踏まれてたのはちょっとだけ 悲しかったなあ
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え…
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そうそう…収穫直前の果実がかじられてたこともあったわあれも しんどかったなあ
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あ…あのー…
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ん? どうかした ネロくん?
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わたしの助手たちがお世話になったようなので…
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植物のお世話…しばらく手伝いましょうか…?
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あ ホンマにー?そうしてもらえるとごっつ助かるわー!
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…この人 植物のことになるとヘビみたいにしつこいんですよネ…
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おーい ネロくん心の声 もれてるよー?
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