|
わいわい… がやがや…
|
|
うふふ 今日の 劇も とっても おもしろかったなぁ♪
|
|
やあ リデル キミも 来ていたのかい
|
|
あっ クルークさん! 今日のお話… 感動的でしたよね
|
|
わたし… すこし ウルっと きちゃいました
|
|
ふん… ストーリーは ともかく あの 街並みの背景のセット…
|
|
あれは まあまあの 出来だったんじゃないかな
|
|
ハーッハッハッハッハ! もっと もーっと ほめたたえるがよい♪
|
|
あなたは…! えーっと どちらさまでしょうか?
|
|
余は 世界の最果てにある 海の国の王子じゃ~♪
|
|
そうなんですか!? なんだか すごそうなお方なんですね
|
|
すごそうなのではない! すごい~の~じゃ~♪
|
|
いや キミは この劇場の 支配人だろう? なにが 海の国の王子なんだい
|
|
ええっ そうなんですか!?
|
|
さっき カーテンコールで あんなに 目立っていたじゃないか…
|
|
ああっ そういえば…!
|
|
ふっふっふ! 余が すごいことに 変わりはないのじゃ!
|
|
でも たしかに キミって 役者より目立つ支配人だって ある意味 有名みたいだけど…
|
|
なぜ 舞台で演技をしないんだい?
|
|
お歌も こんなにお上手なのに!
|
|
これには 海よりも ふか~いワケが あってのぅ…
|
|
余は 幼いころから 演劇を愛し 将来は 役者を夢見ていた…
|
|
しかーし! 王位を継承する 王子の身でありながら それは許されなかったのじゃ!
|
|
大好きなことができないのは 切ないです…
|
|
そうして 余は 決心したのじゃ!
|
|
海の国からの 脱!出!を~♪
|
|
ふん… キミが王子だって? そのデタラメは 聞きあきたよ
|
|
なんじゃと! 余をウソつき呼ばわりとは… 無礼者~!
|
|
ウイッス! 今日も踊るッス!
|
|
ホレ見ろ! ウワサをすれば… 海の国からの追っ手じゃ~!
|
|
えっ 追っ手? なんのことッスか?
|
|
これは…ハラハラの急展開です!
|